アーカイブは今の技術では必須
アーカイブというと、あまりピンとこないことでしょう。もしくは、別の意味で理解しているかもしれません。
基幹系システムにおいて、アーカイブとは、古いデータを別媒体へ退避することです。削除とは異なります。インスタグラムでも同じようにアーカイブという機能があるので、インスタグラムをやっている方はイメージかしやすいでしょう。
さて、このアーカイブですが、今の基幹系システムでは、ほぼ必須です。データが増えていくことで、パフォーマンスの劣化は生じるからです。他にも悪影響を与えまふ。そのため、古いデータはどこかへ退避させる必要があります。
今の基幹系システムの技術ではアーカイブが日々増え続けるデータに対して、効果的な方法は、増えたデータを減らすことなのです。
アーカイブしなくてもよい、新技術はでてくるのか?
データの削除であれば、アーカイブより簡単です。ただし、データを復元できませんので、どのようなデータだったのがわからなくなりますし、いつ発生したデータなのか、存在していたのかも不明となってしまいます。データ削除はできないのです。
また、昨今、データレイクという手法が出てきています。極端な言い方をすると、いろいろなデータを集めることです。(正確にはデータでないです)
ですので、アーカイブとはすこし異なります。日々の貴重なデータを退避するしか技術的にできなかったのですが、今後の数年で状況は変わるでしょう。

大量なデータをただ保持し続けるのか、活用するのか、再構築時に考えよう