基幹系システム導入時、コンサルタントは必要
次期基幹系システムを再構築する上で必要なのは、時間とお金と人です。何をするにも、この3つは必要になります。そして、必ず行き当たる課題は人材です。
社内でコンサルタントを育成を行うという選択もありますが、現実的に難しいです。理由はコンサルタントとして育成が難しい点と、専門性が深まらない点の2つです。
社内で育成する場合、通常業務にプラスする形で教育を行います。そのため、コンサルタントとしての育成は通常の企業では難しいです。コンサルタントを育てるには、コンサルタントの企業でなければいけません。経験がつめる環境が必須なのです。
また、コンサルタントは製品知識が求められます。片手間ではどうしても厳しいです。
怪我をした際に、外科専門の医者にみて欲しいですか?内科専門の医者にみてほしいですか?どちらも医者です。しかし、それぞれ得意分野が異なるのです。
優秀なコンサルタントは限りがある
社内で人材が確保できない場合は、雇うか、アウトソーシングしかありません。
時期基幹系システムの再構築は、長いプロジェクトですが、期間が決まっています。なので、コンサルタントを雇うのはあまりオススメできません。(社内で活用できるなら話は別ですが)また雇った場合に十分なスキルがなかった場合、辞めさせる対応もとれませんので、リスクも高めです。
ベンダーにコンサルタントを依頼することになります。つまり、アウトソーシングという選択肢になるわけですが、当然募集をかけてもあっさり集まるわけでないです。集まったとしても、求めている条件を満たしているか判断しなければいけません。
まずは、ベンダーの営業から交渉することが大切
ベンダーのコンサルタントに直接、依頼することはできません。なので、営業を経由します。また優秀な人がベンダーにいると分かっていても、指定することは難しいです。理由は契約内容に依存するからです。請負、準委任、派遣で、いろいろ変わってきます。
そのためにも、まずは営業と普段から密に連絡しておきましょう。2025年問題はどの企業を対応時期が同じです。
先に確保しておく対策が有効です。口約束でもいいでしょう。果たされれば御の字です。ダメだった場合は、別のよい条件を引き出す交渉の材料になります。

人の確保は必ず発生する課題。早めの対策が有効!