
タイトルを「日本」にするか「企業」にすらか悩みましたが、経済産業省に沿って「日本」にしました。
ホントによく出来てるDXレポート
サマリー版だけでも十分なボリュームがありますが、最近は本文版を読むことが多いです。読むたびによく出来てるレポートだなと感心します。
ただし、読みながら引っ掛かるのは、各企業もしくは経営者に向けての警鐘をならしているレポートである点です。
つまり、個人まで警鐘をならしていない点が腑に落ちない点です。
(まぁ、経済産業省のレポートだからって言えばそうなんですが)
補足すると「ユーザ企業における経営層・各部門・人材等の課題」という形で記載して個人についても記載は多少あります。
ラン・ザ・ビジネスのために費用と人材はどれくらい?
IT関連費用の80%が、現行ビジネスの維持運営に使われてます。

その金額を算出するのは難しかったので、(見つけられなかったので)参考になる数字が下記です。
情報サービス産業は企業数27,375、全売上高25兆円、従業員数97万人の産業に成長した。
DXレポート 。【参考】 情報サービス産業の概況
もちろん、25兆円がすべてラン・ザ・ビジネスではないです。そして、97万人と運用保守というわけではないです。
ただ、多くのIT人材がラン・ザ・ビジネスのために従事していることは、ご理解していただけるでしょう。
既存のスキルでメシを食っている人が大勢存在しているということです。

私はレガシーシステムの運用保守してますよ。なので、私もレガシーシステムでおまんまを食べてる内の1人です。
システムを刷新と合わせて、人の意識の変化が必要
つまり、何をお伝えしたいかというと、ランザビジネスで、おまんまを食べてる人が足かせになるだろうという推測です。
システム刷新により新しいシステムになりますが、レガシーシステムで依存していた人は、どうなるのでしょうか。メシのタネがなくなる恐れがあります。
システムの刷新の抵抗勢力になる可能性があります。
何かITツールであったり、システム構築刷新する場合は、下記の4つのチームで対立して折り合いをつけます。
・経営 お金
・ガバナンス ルール順守
・事業部門 部分最適
・情報システム 全体最適

しかし、今回の2025年の崖を越えるための基幹システム刷新は、情報システム部門内に抵抗勢力が存在する形になります。

情報システム部門の中に抵抗勢力が存在する。
導入ベンダーが苦労する点は、通常あれば協力的な情報システム部の中に反対派がいる可能性があります。
決して、おまんまを食べている人を否定しているわけです。だって私もその一人。人それぞれ状況は違いますし、働く理由があります。働く目的も違います。
レガシーシステムでおまんまを食べている人がそこに依存しづづける限り、日本は2025年の崖は飛び越えられないでしょう。
信じられない話かもしれませんが、下記のようなニュースを飛び交うとあり得る話です。
どうすればよいか?
外部の人たちや外部セミナーに参加することをオススメします。最初の一歩のハードルは高いですが、よい刺激になります。
下記のようなコミュニティもありますので、そこから始めるのもよいです。
コーポレートエンジニアSlack


記事を下記ながら、自分のことだなーと痛感する。
さすがに抵抗勢力には、ならないですよ。