マスターを笑うものはマスターに泣く

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基幹系システムを支えているのはマスター

社内SEとしての仕事のひとつとして、障害対応があります。障害の原因ですが、システムが起因の障害とヒューマンエラーが起因の障害に分けられます。

ヒューマンエラーが起因の障害は、さらに2つに分けられます。それはトランザクションとマスターの2つです。

今回はマスターによる障害についてです。

マスターが引き起こす障害の特性は、2つあります。1つ目は気づきにくいこと。2つ目は影響範囲が大きいこと。

社内SEの方なら、思い当たる節はいくつもあるでしょう。

ガバナンス上、マスター登録は承認が必要になります。しかし、日々行われるマスター登録です。すべてをチェックしている時間はありません。性善説で行われていることでしょう。

そのため、誤ったマスター登録をしても、誰も気付かないまま、月末や期末をむかえるケースもあります。

そうすると、影響は大きく、リカバリー作業が必要になります。

マスターは基幹系システムにおいて、根幹を支える屋台骨なのです。

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情報系システムの分析軸のマスター

基幹系システムでマスターはトランザクションを動かすため必要なのは、理解されてることでしょう。

もう1つ重要なのは分析軸としてのマスターです。

そこで役立つのが「データモデリング」です。 データモデリングを行うことで情報が整理されます。それにより、新たな発見や現状の再認識を行うことできるようになります。ただし、ここには「データ分析」という作業は必要なります、

何をどのようにして保持するのかは、イノベーションの発見にもつながるのです。すべて信頼できるデータがあるためです。そのためには、信頼できるマスターが必要なのです。

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マスター管理は永遠に続く課題

あなたは、マスター管理の大切は、普段の運用から十分に理解されてることでしょう。

では、次期基幹系システムを考えた場合、マスターはどうあるべきなのでしょうか?

基幹系システムが変わっても、マスターは変えないほうがよいです。なぜなら、これまでのデータの収集方法や分析がゼロからになってしまうからです。

とはいっても、そのようなことはほぼ不可能です。パッケージ製品にマスター登録している以上、パッケージの中にマスターが存在します。パッケージを変更することは、マスターの変更と同じことなのです。

そこでマスター管理だけを外部に持たせる方法があります。 MDM(Master Data Management) です。このようなパッケージ製品もあります。それほどマスター管理が大切であることことを意味にしています。

運用・保守
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社内SEと次期基幹系システム
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