システム導入時の費用対効果は正しかったのか
あなたが新しいシステムを導入検討している際に、費用対効果もしくは投資対効果があるかどうか算出しているでしょう。
しかし、導入後に実際の費用と実績の効果、投資は算出していますでしょうか?
おそらくしていないでしょう。
理由としては2つあります。1つ目は、算出した数字がまずい結果になる可能性があるためです。
導入前に算出した費用対効果が、導入後に満たせなかった場合、導入したプロジェクトは評価は当然ながら、下がります。プロジェクトのリーダーやメンバーの評価が下がるということです。わざわざ、ヤフヘビになるようなことはしないのです。
2つ目は、仮に投資対効果が十分にあったとしても、想定内ですから、評価されにくいです。
このように行わなければいけない導入後のシステム評価はされないのです。これはプロジェクト評価、人事評価に問題があります。
しかし、これは経営的には非常由々しき状況です。せっかく出した利益を食い潰しているのです。
システムを人事評価と同じように評価を行う
では、どうしたらよいのでしょうか?
あなたの会社では当然、人事評価があると思います。日本企業において、一般的な人事評価は目標を設定し、達成できているかどうかで判断します。
人事評価のと同じように、システムを定期的に評価するのです。
「人件費 = システム運用費用」と捉えて頂ければ、イメージしやすいでしょう。
目標は各システムの特性によって、異なります。これも人と同様です。システム毎に目標(KPI)を設定します。ただそれを数字で評価するのです。
これによるメリットは、不必要な費用を使わないですみます。また、無駄なメンテナンスの時間もいらなくなります。
導入効果がないシステムは廃止すべき
目標達成していないシステムは、達成できるようにしますし、廃止という選択も行います。生産性の低い人がいるように、費用対効果が低いシステムも存在します。
費用対効果が低いシステムの運用や時間を割いているのはもったいないです。

これからは、システムもリストラされる時代です。