各企業で次期基幹系システムの構築プロジェクト立ち上がらない理由【その②】

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再構築プロジェクトの失敗と成功の判断

プロジェクトは成功か失敗で評価されます。もっといろいろな評価方法があってもよいと思うのですが、残念ながらプロジェクトは成功か失敗で判断されます。

その再構築プロジェクトの成功か失敗をいつ判断するのかいう話です。

それがなぜプロジェクトが始まらないことにつながるのかも書いてきます。

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プロジェクトの成功させるので一番難しいのは品質

プロジェクトの失敗は表示に分かりやすいです。単純に、下記の3つが守られなかったら、失敗です。

  • 品質
  • コスト
  • 納期

プロジェクトメンバーとしては当たり前なのですが、やはりシビアな条件です。この中で一番難しいのは何でしょうか?

実はコストや納期より、品質が難しいのです。

コストに関しては、非常にわかりやすいです。予算内でプロジェクトを完結できるかどうかです。

納期も明確です。期日内に完了することできるかどうかです。

問題は品質です。これは数値化できません。使用するユーザが使いにくい。といえばNGになります。運用保守が大変であれば、品質維持、コストに跳ね返ります。そうなると経営的にはNG、つまり失敗とみなされます。

つまり、一番難しいのは品質なのです。

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2025年問題の世代はプロジェクトの難しさを知っている

現基幹システムを導入したメンバーが、2025年問題の人の渦中の人です。その人たちがどう考えているかわかりませんが、通常の感覚だと、当然、システムは安定したままでいてほしいです。

なので、新しいシステムになるのはできるだけ避けたいはずです。つまり、次期基幹系システム再構築プロジェクトは、その人たちが退職する期間の間で、カットオーバーしないように行動するでしょう。

そう考えると、プロジェクトの開始がどんどん遅れることになります。

企業のITロードマップがない会社は、さらに遅れていくことでしょう。

2025年問題ではなく、さらにもっと先のことを考えて、システムのことを考えよう!

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