プロジェクトが始まる前に企画と提案が必要
一般的にプロジェクトが始まる前に、企画段階と提案段階がある。その段階を経て、プロジェクトが開始される。
これは次期基幹系システム再構築も大きくは変わらない。
企画段階のメンバーで方向性が決まる事を前回書いたが、今回はその進め方についてです。
企画段階でこれだけはやってはいけない
次期基幹系システム再構築で進め方には、いろいろあります。正解はないです。会社の文化や規模、メンバー、業態によって様々だからです。正解はないです。
しかし、やってはいけない進め方が、ひとつだけあります。それは現状の基幹系システムについて課題がないか、各事業部にインタビューすることです。
なぜかというと、その流れで課題を解決しようとします。そこに注力してしまうのです。
どのような状況かというと、ヘンリー・フォード が言った言葉が非常にわかりやすいです。 「もし顧客に、彼らの望むものを聞いていたら、 彼らは「もっと速い馬が欲しい」と答えていただろう。」
つまり、次期基幹系システムの再構築にむけて、各事業部にヒアリングをすると、そのままの課題しか答えません。それを解決するだけの基幹系システムに成り下がってしまうのです。
しっかりと新しい技術を学び、事業部の利益のことを考えることで、次期基幹系システムが見えてきます。
企画段階ではどうするのがよいのか
企画段階では、理想の基幹系システムを描くのが良いです。というか、正直、私もわからないです(笑)
私が考えている企画段階で行うことは、理想の次期基幹系システムを描くのがよいと思います。なぜかというと、何の制約もなく考えるのが大切です。いろいろなアイデアがでると、そのアイデアを否定する人がでてきます。そうすると話が先に進みません。
簡単に言えばブレインストーミングなんですが、今はデザインシンキングのほうがよいでしょう。やったことないですが(笑)

現状の課題の解決するだけのシステムは旧システム。新時代の基幹系システムを考えよう。