
基幹系システムが平成と同じと思ってたら大間違いですよ。時代は変わる。
基幹系システムは経営と合致してなければいけない。
ERPパッケージも進化している。だから、社内SEは経営の知識が必要なのです。
ERPの歴史を知れば、未来が予測できる
いつの時代でも歴史から学ぶことは大切です。同じ過ちを繰り返さないためにも、歴史を知ることは未来に繋がります。
ERPの歴史はMRPが起源です。歴史については下記のサイトが非常に分かりやすく記載しております。

要約すると、ERPが爆発的に導入された背景は、下記です。
- 部分最適→全体最適
- 生産管理だけ→生産管理プラスアルファ
- 2000年問題
また、リアルタイムという言葉もセールストークとして、非常に多用されました。ここで欠かせないのは、テクノロジーの進化があることです。これがなければERPパッケージはここまで浸透してません。
基幹系システムは経営のため
ERPという概念が誕生したときも、経営のためだったはずなのです。しかし、上手く経営に活かすことができずに、業務効率化の意味合いが強くなったです。
この【基幹系システム=業務効率化】という認識は今も根強いです。
下記の本は、第1部が「基幹系システムは経営そのもの」です。この認識が周知に理解されているなら、このように記載する必要はありません。本来あるべき方向に正すための文章が「基幹系システムは経営そのもの」という文章なのです。
繰り返しになりますが、基幹系システムは経営のためなのためなのです。
基幹系システムの範囲
企業によって、基幹系システムの対象は異なります。ERPパッケージを導入している企業は、ERPパッケージ=基幹系システムと思っているかもしれませんが、それは違います。
経営に関するシステムはすべて、基幹系システムなのです。この認識が企業内に浸透すれば、より素晴らしい企業文化になるでしょう。
社内SEも経営の知識が必要
社内SEには経営の知識不要だ、と考えている方も多いかもしれません。確かにそうです。
本来ならIT戦略が経営戦略と連携するべきです。なので、社内SEに経営の知識は不要だというのもわかります。
しかし、現在、経営者にIT知識が求められています。
経営者がIT知識を必然的な持つ時代が来ています。社内SEも当然の経営の知識を持たなければいけない時代です。
ERPパッケージが経営のためのツールなら、それを使いこなす人はより経営のことを知っておかないといけないのです。

テクノロジーがいくら進化しようとも、それを使う人が進化しない限り、宝の持ち腐れ。社内SEも日々勉強。