
2019年の流行語大賞が「ONE TEAM」に決まりましたね。ということで、組織について。
業務をシステムに合わせるのは満場一致
ERPパッケージを導入する前に今も昔も変わらない重要な点は、業務をシステムに合わせる点。
システムを業務の合わせるのは、現場の人からすると、業務を(大きく)変えなくてよいので、負担が大きくなりません。
システムを業務を合わせるデメリットは、まさに2025年の崖が証明しているように、ブラックボックスか化しているシステムが、企業の足かせになっています。
業務をシステムに合わせるのは、異論を唱える人はいないでしょう。
基幹システムを変更するのは大イベント
基幹システムを変えるのは企業にとっては、今や経営に大きく関わるイベントです。
失敗すれば、大きな影響を受けます。
もちろん経営だけではなく、現場にとっても影響はありますし、取引先にも影響を与えます。
システムから組織を構築するはNG
基幹システムを変えると、組織も合わせて変更する必要性がでてきます。
例えば
- 新たにガバナンスを設ける
- 営業部隊を統合or分割する
- データ分析に新たに取り組む
- DX推進部門を創る
etc。。。
このとき注意すべきは、システムの一方向から組織を構築するはNGである点です。
理由は組織改革派する際には、複数の視点(7つ)から、考慮すべきとされています。

また、今回は組織について取り上げてますが、ほかの6つについても、ほかのポイントを考慮しながら変革すること大事と言えます。

この図、好きだー。美しい。
システムの一方向から組織を構築する弊害
仮に、基幹システム(System)を刷新した場合に、データ分析が可能なシステム(基盤)を構築したとします。そして、その際に、「データ分析を行う専門組織を作ろう」とシステムの一方向から組織(Structure)を作った場合です。
配属された人は、十分にスキルがあるとは限りません(Skill)。また、人がいない場合は兼任する可能性もあります(Staff)

こうして兼任が増えていく。。。
仮にデータ分析ができたとしても、求められているデータ分析と違う可能性があります(Strategy)
何より配属された人が「何のためにデータ分析をするだろう」と感じたら(Shared Value)、やる気の低下に繋がります。

前述してる通り、システム刷新は、企業に大きな影響を与えます。
システム導入だけ考えるのではなく、7Sモデルを意識すれば、基幹システム刷新の成功の確率はあがります。
また、導入効果も上がるのでは?