
ERPパッケージはスクラッチ開発とは異なる導入方法が必要です。ERPパッケージを選定する際に、重点を置くべき点は要件と標準機能が合致するかどうかです。
ERPパッケージ導入アプローチ方法
当然ですが、スクラッチ開発とERPパッケージの導入アプローチはまったく違います。
ERPパッケージは明確なターゲットがあり、開発されています。ターゲットは中小企業なのか、大企業なのか。SAPやOracleは大企業向けです。ここ数年で中小企業向けのサービスも展開してます。
そして、製品によって、できることできないことがあります。ERPパッケージだからといって、何でもできる訳ではありません。
ERPパッケージを選定する上で大切なのは複雑にしないことです。つまり、標準機能を使用し、シンプルにすることです。どこの記事にも書いてあり誰でも言っている当然のことなのです。ですが、日本ではこれができていないのが、実情です。
要件が標準機能とどれくらいマッチするのぎ、ERPパッケージを選定で重視する点です。
必要な要件に対して、標準機能が賄えるものがどれくらいあるのが、合致率での比較するのがオススメです。

基本的な考えは、」標準機能を使って、シンプルに。」
アドオン開発して喜ぶのは、ユーザーではなく、ベンダー
そして、複雑になる原因は、アドオンです。
元SIerで、現在社内SEの経験からすると、アドオン開発をして喜ぶのは、ベンダーです。
ユーザーがアドオンで喜ぶことは少ないです。なぜなら、導入前と導入後で変わらない業務ができるからです。そこに喜びはないです。
しかし、ベンダーは喜びます。導入時にアドオン開発で売上が上げ、複雑になった基幹系システムの保守を行い、安定した売上に繋がります。消費税増税に伴うシステム対応の際には、アドオンを改修して、臨時的売上です。短期的にも長期的にもうれしいのです。アドオンが存在することで真に喜ぶのはベンダーなのです。
つまり、何が言いたいかというと、アドオン開発も経営的な判断が必要です。経営層が判断することではないです。
アドオンが必要な場合は
複雑すれば、運用は難しくなり、障害が発生しやすくなります。パフォーマンスの劣化もおこりえます。
しかしながら、アドオンが必要になる時もくるでしょう。それは標準と関係がないところで開発を行い、標準に影響がないようにしましょう。

ERPパッケージを活用するためには、標準機能を!昔から言われてますが、今までもそこは変わらない!